2020年5月20日水曜日

センタードリル

▷関連:センター穴


図1.センタードリル

センター穴をあけるためのドリルです。
先端の細い箇所は逃がしで、センターを当てるのは60°の部分となります。
両側に刃がついていますが、1度に使用するのは片側だけです。(反対側はドリルが 折れたり欠けたり摩耗したときにひっくり返して使います。)他のドリル同様にミニチャックなどで把握します。

図2.ミニチャックで把握したセンタードリル


センター穴にはA形、B形、C形、R形がありますが、それぞれの形状を加工するために特殊の総形ドリル(複雑な形状をした一体成型のドリル)を使用することもあれば、複数のドリルを使用して行う場合もあります。


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2 件のコメント:

  1. 量産品のセンタードリルに関しては、YAMAWA、イワタツール、岡部工具製作所など、センタードリルの生産を得意としているような工具メーカー以外は生産販売していない印象です。※名前の似ている「センタリングドリル(リーディングドリルまたはスターティングドリル)」はセンタードリルとは別物なので、またの機会に別途ご紹介します。

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  2. 補足
    YAMAWAさんの正式名称は「株式会社彌満和製作所」なのですが、創業者の方のお名前は渡邊さんだったりします。(笑)

    ところで、YAMAWAさんのカタログを見ると「センタードリル」でなく「センタ穴ドリル」となっていることに気が付きます。
    実は「JIS B 4304」にて『センタ穴ドリル』が定義されているので、センタ穴ドリルと呼ぶのが良さいのかもしれません。笑

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