「か」
外径(がいけい)
ワークの外周部分を指します。▷関連:外径寸法・外径バイト
外径寸法(がいけいすんぽう)
ワーク断面の直径寸法です。
外径バイト(がいけい・-)
ワークの端面と外径を加工する工具です。 ▷関連:端面
傘センター(かさ・-)
「き」
切粉(きりこ)
ワークの素材を切削した時に発生する金属くず。刃物のように鋭利であるため素手で握るとケガをする。切粉くずを処分する時は、必ず皮手袋などの安全具を装着すること。
▷関連:安全眼鏡、皮手袋
「く」
クーラント(切削水・切削油)
水溶性の切削水と不水溶性の切削油があります。クーラントは、「切削によって発生する熱を冷却」・「ワークと刃具(チップ)間の潤滑」・「切粉の除去(洗浄を含む)」のために使用されます。切削水には「防腐剤」が添加されていますが、クーラントタンク(切削水タンク)の中で水が腐り、独特の異臭を放つことがあります。加工工場内の作業者に対する環境保全を考慮するとき、切削水は定期的に交換されることが望ましいですが、その一方で汚染物質を含む工業排水を安易に捨てることは自然環境に対して負荷が高いものとなるため、判断が難しいところです。
▷関連:ドライ切削・セミドライ切削・クーラントタンク
クーラントタンク(切削水タンク)
クーラント(切削水)を貯えるタンク。クーラントタンクからクーラントポンプによって吸い上げられた切削水は再びクーラントタンクに戻されます。
タイプとしては、工作機械と一体型のものと別体で機械の下部などに配置されているものがあります。切削加工によるクーラント温度上昇が大きすぎて、冷却効果が得られにくくなるような場合、液温調整機(オイルコン)を接続することで対応します。
★注意! 大量部品生産を行う自動化ラインでタンクにクーラントを補充する場合は、加工機が運転中の時とそうでない時とでタンクにつけられた水量計が示す満水位置は異なるため、運転時に停止時と同じ目盛まで補充すると機械停止時にクーラントが『オーバーフロー』します。(機械の運転中、ポンプによって経路内に汲み上げられてたクーラントが機械停止(=ポンプ停止)によって全てタンクに戻るため)
0 件のコメント:
コメントを投稿