さ行

「し」

  •  シャンク
  • バイト(ホルダ)やドリル、または センターなどの把握する箇所の事を指します。
    外径バイトのシャンクは四角形状をしているため「角(かく)シャンク」と呼び、内径バイトは丸いので「丸(まる)シャンクと呼びます。
    ドリルにはシャンク部がストレート形状をしている「ストレートシャンク」と傾斜形状をしている「テーパーシャンク」があります。「テーパーシャンクドリル※」のシャンクとセンターのシャンク形状はJISに規定されたモールステーパーになっています。
    ※テーパーシャンクドリルの事を略して「テーパードリル」とも呼びますが、このブログ内では「ドリルの『先端』がテーパー形状になっているドリル」のことをテーパードリルと呼ぶため、シャンクがテーパーになっているドリルの事は略さずに記載することとします。

    ◇ストレートシャンクドリル


    ◇テーパーシャンクドリル


    [参考:各シャンクの呼び方(例)]
    ・外径バイト:25×25角のシャンク→□25シャンク(にじゅうご・かく・-)
    ・内径バイト:φ32のシャンク→φ32シャンク(さんじゅうに・まる・-)
    ・テーパーシャンクドリル:M.T. No.2(モールステーパー・ナンバー・に)
    ・センター:M.T. No.5(モールステーパー・ナンバー・ご)

  •  主軸(しゅじく)[旋盤]
  • 旋盤を構成する装置の一つです。モーターによって回転します。
    ベルト駆動によるものとモーター内臓(ビルトイン)のものがあります。
    主軸に取り付けられたチャックが把握している「ワーク(加工対象物)」を回転させます。
    ▷関連:チャック

  •  主軸(しゅじく)[マシニングセンタ]
  • マシニングセンタを構成する装置の一つです。モーターによって回転します。
    旋盤と異なり、ワークではなく「工具」を回転させます。多くのものが毎分1万回転以上の高速回転をします。ATC(Auto Tool Changer:オートツールチェンジャー)によって「工具」の主軸への付け替えが自動で行われます。
    ▷関連:ATC 

  •  心押(しんおし)[旋盤]
  • 旋盤を構成する装置の一つである「心押台」またはその先に取り付けられた「センター」の事を指します。『心押』について語られる時、どちらの事が話題になっているのか理解していないと誤解のもとになるので初心者の方は注意が必要です。
    傾向として、旋盤の『機械構成』について語られている場合は『心押台』の事を指し、ワークの『チャッキング方法』について語られている場合は後者『センター』を指します。相手がどちらについて言っているのか分からない時は、どちらについての話であるのか、確認しましょう。
    ▷関連:心押台・チャッキング

  •  心押台(しんおしだい)[旋盤]
  • 旋盤を構成する装置の一つです。チャックの反対側からワークの支持をサポートします。短尺(たんじゃく)のワークを加工する場合には不要ですが、長尺(ちょうじゃく)ワークの場合はチャックだけのチャッキングでは不安定となり、回転中のワークがチャックから外れて「飛ぶ」恐れがあり危険です。
    心押台を使用する要否は、『チャックの把握径×3≦突出し量を目安※』として考えます。
    ※チャックの種類、把握力、ワークとチャック爪の摩擦、主軸回転数、加工方法(切削条件・使用工具)等によって状況は異なってきます。あくまでも、目安として考えてください。
    ▷関連:心押台


    「せ」

  •  切削(せっさく)[加工]
  • 刃具によってワーク(加工対象物)を削ることをいいます。旋盤、マシニングセンタともに切削という言葉を「使います」。研削盤の場合は「研削(けんさく)」または「研磨(けんま)」といいます。言葉の使い分け方は、『切削量』が多いときに研削といい、少ないときに研磨という印象です。
    ▷関連:切粉、チップ

  •  センター[治具]
  • 心押台(心押スリーブ)の先端に取り付けて、ワークを支持する治具です。
    ▷関連:心押台回転センター/デッドセンター傘センターシャンク(センター)

  •  センター穴
  • センターで支持するための穴です。
    ▷関連:センタードリル・リーディングドリル・センター

    「そ」

  •  ソレノイドバルブ [機械要素]
  • 電磁弁、方向制御弁とも呼ばれます。電磁コイル(電磁石)によって油圧回路の切り替えを行います。

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