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2020年5月2日土曜日

平行2軸NC旋盤②

左右の主軸で同じ部品を作ることもできます。
図1.左右主軸で同じ部品の加工をする場合。

左右どちらかの主軸が故障した場合、片側だけで運転することもできます。
図2.片方の主軸が故障している場合。

部品の生産中に機械の修理をすることは危険です。
安全に工作機械を使うためには、正しいルールや操作手順の順守が重要です。
自動運転中に作業者が機内での作業を行うことをメーカーは推奨していません。
  1. 安全
  2. 品質
  3. 生産
生産工場が重視する順番が上記の通りであるという基本原則に従えば、生産ラインの稼働中に機械の修理をすることが「マチガイ」であることが理解できると思います。

図3.生産ライン稼働中の機内の作業は厳禁。

左主軸と右主軸の加工エリアが機内の隔離壁で「完全に分離」されているなどの場合は
いいのではないか?と考えることも可能ですが、稼働している機械のカバーを開けて作業することは、作業者の大切な生命を守る上で 絶対に行わないでください。


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平行2軸NC旋盤①

ローダー搬送を含む「部品の大量生産」に特化した1台2役のNC旋盤です。
1工程目(表)と2工程目(裏)の連続加工を行うために「反転装置」を持つこともあります。

主な対象ワーク

  • 長手が「短い」ワーク(チャックワーク)※1
  • 6~10”チャックに対応した大きさ※2
  • 大量生産部品※3

図1.ローダーと反転装置付きの平行2軸NC旋盤

※1:作業の都合と機械の構造上、平行2軸NC旋盤ではチャックワークの加工が行われます。長物のワークをチャック内に飲み込ませて加工することは可能ですが、センターワークとして加工することは一般的ではないと思います。
※2:国内主要工作機械メーカーがターゲットにしていると思われるサイズ。
※3:1分1秒でもサイクルタイムを短くするため、各メーカーはローダーの移動速度やワーク着脱時間の短縮にシノギを削っています。


図2.センターワーク向きでない理由


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≫平行2軸NC旋盤②


2020年5月1日金曜日

1M1L+IN/OUT②


シンプルなローダーシステムの構成です。
INストッカとOUTストッカを同じ側に配置。
セル生産方式に向いています。

1M1L+IN/OUT①

シンプルなローダーシステムの構成です。
INストッカとOUTストッカを加工機の両側に配置。
入り口と出口が別々になっているため、ライン生産に向いています。


2020年4月30日木曜日

ローダー

何の変哲もない自動化システム。
一般的に自動生産システムはローダーによって構成されます。


※2台のNC旋盤による「1、2工程連続加工」のイメージ

2020年4月26日日曜日

対向2軸NC旋盤+バーフィーダー


▷関連:NC旋盤/工程集約


対向2軸旋盤にバーフィーダー(※)を取り付けた自動化システム

※バーフィーダー:バー材(素材)をNC旋盤に連続供給する装置。




☆主軸(左)と対向主軸(右)による、1・2工程の連続加工

1工程目の加工後、対向主軸がワークを受け取り、2工程目の加工をします。

☆加工完了品は、ロボット、ローダー、機内搬出装置などで機外に払い出されます。



2020年4月25日土曜日

ロボット+工作機械+ストッカ

素材(黄色)が機械に投入されて加工された製品(水色)が機械から搬出されます。


ロボットなどを用いた自動化システムは、主に大量生産することが必要な部品の加工に向いています。