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2020年8月9日日曜日

5面加工機のアタッチメント

▷ 関連:門形マシニングセンタ、JIS B 0105、JIS B 0106

アタッチメントを取り付けるための「ラムヘッド」を持った門形マシニングセンタ(又は門形プラノミラー)で、5面加工を行うことのできるアタッチメントを2つご紹介します。


1.アングルアタッチメント

C軸旋回を可能にするアタッチメントです。通常のアタッチメントと併用することにより、5面加工を行うことができます。


2.ユニバーサルアタッチメント

B軸旋回(またはB,C軸旋回)を可能にするアタッチメントです。B,C軸旋回ができるアタッチメントであれば、単純な5面加工だけでなく、5軸加工を行うこともできます。



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門形マシニングセンタ

2019年6月16日日曜日

刃物台

▷関連:旋盤タレット

刃物台とは…

  • 刃物台には工具(バイト)を取り付けます。
  • 最低 X軸とZ軸の2軸以上の駆動軸を持っています。


2019年5月14日火曜日

NC装置(数値制御装置)

▷関連:NC旋盤

NC(Numerical Contorol:数値制御)装置とは、設計図面通り 工作機械に加工をさせるための装置のことを言います。


NC装置の歴史をひも解いてみますと、現代一般的に「NC装置」と呼ばれているものは、「CNC(Compiterized Numerical Contorol:コンピューター化された数値制御)装置」と呼ぶことが正しいのかもしれませんが、NC工作機械といえば もはやコンピューター制御はあまりに当然すぎるので、わざわざCNC装置と呼ばずに、『NC装置』と呼ぶ場合が多いように思われます。
NC装置を「NC制御装置」と呼ぶ人もいるかもしれませんが『NC(数値制御)制御装置(?)』などと意地悪を言わずスルーしてあげてくれると幸いです。(多分そこはそれほど重要なところではないはずですから。笑)

閑話休題

NC工作機械の背面あるいは側面には、工作機械を制御するための制御盤があり、正面には作業者が操作する操作盤があります。


2019年5月3日金曜日

主軸

▷関連:旋盤主軸台チャック

旋盤を構成する装置の一つです。モーターによって回転します。

ビルトイン主軸

主軸台の中に内蔵された「ビルトイン主軸モーター」が主軸(スピンドル)を回転させます。

ベルト駆動主軸

 主軸台の外に設置された主軸モーターから動力を得て主軸(スピンドル)を回転させます。

ギア駆動主軸

ベルト駆動主軸と同様、主軸台の外に設置された主軸モーターから動力を得て主軸(スピンドルを回転させます。動力の伝達はベルト・プーリでなくギアによって行われます。

2019年5月2日木曜日

タレット

▷関連:刃物台

旋盤を構成する「刃物台」の一部分です。タレットには複数のバイト(工具)を取り付けます。タレットが旋回することで使用工具の交換が行えます。

2019年4月30日火曜日

油圧機器

▷関連:油圧チャック

NC旋盤では、主に次の装置で油圧が使われています。

  • 油圧チャック
  • 油圧心押台
  • 油圧振止

『油圧ポンプ』によってくみ上げられた「作動油」が各装置を動作させます。
ソレノイドバルブによる油圧回路の切り替えによって作動油の流れる方向が制御され、各装置は、所定の動作を行います。

油圧・潤滑・クーラント装置

▷関連:主軸台タレット心押台


主軸チャック


主軸

主軸は工作機械の『心臓』と言えるほど重要な装置です。そのため、主軸には専用の主軸用オイルを使用します。
また、主軸の回転によって発生する温度上昇は主軸の寿命に悪影響を及ぼす可能性が有るため、油温調整機(クーラー)を用いて温度管理が行われています。

油圧チャック

油圧チャックは、主軸の後端(こうたん)に取り付けられた「チャックシリンダー」の前後運動によって、チャック爪の開閉を行います。
チャック開閉の可動部に対しては、作業者が適宜「グリス」の注入を行います。

②刃物台・タレット

刃物台・タレットとも駆動は電気(モーター)によって行われる為、作動油による油圧を必要としません。(※NC古い旋盤ではタレットの「旋回時」に油圧を用いていました。)

タレット

工具の先端や加工箇所に切削水をかける必要があるため、タレットに対してクーラントが供給されます。タレットは旋回する為、旋回軸部(ベアリング:軸受)などに対して潤滑油の供給が行われます。

③油圧心押台

油圧心押台は油圧によって「油圧スリーブ」を伸縮させます。心押台本体の前進後退は、手動または電気(モーター)によって行われます。

④油圧振止(ー・ふれとめ)


油圧振止は油圧によってアームを開閉し、ワークを把握します。
油圧振止は、『心押センターで支持しても加工時にワークの中央がたわんでしまう』場合や、ワークの形状や加工内容の都合で『心押センターが使えない』などの場合に使用します。

2019年4月29日月曜日

心押台(しんおしだい)

▷関連:心押スリーブセンター

長いワークをチャッキング(把握)する場合、主軸側のチャックだけでは不安定です。
加工途中で高速回転していたワークが「飛ぶ」恐れもあり、大変『危険』です。

また、突き出しの長いワークをチャックだけで把握すると、加工時に「ビビリ」が発生するなどして、図面通りの寸法や面粗度にすることができない可能性もあります。

心押台(しんおしだい)は、そのような問題を解決するために使われる装置です。
心押台は、チャックの反対側からワークを押しつけて支えます。