ローダー搬送を含む「部品の大量生産」に特化した1台2役のNC旋盤です。
1工程目(表)と2工程目(裏)の連続加工を行うために「反転装置」を持つこともあります。
主な対象ワーク
1工程目(表)と2工程目(裏)の連続加工を行うために「反転装置」を持つこともあります。
主な対象ワーク
- 長手が「短い」ワーク(チャックワーク)※1
- 6~10”チャックに対応した大きさ※2
- 大量生産部品※3
図1.ローダーと反転装置付きの平行2軸NC旋盤
※1:作業の都合と機械の構造上、平行2軸NC旋盤ではチャックワークの加工が行われます。長物のワークをチャック内に飲み込ませて加工することは可能ですが、センターワークとして加工することは一般的ではないと思います。
※2:国内主要工作機械メーカーがターゲットにしていると思われるサイズ。
※3:1分1秒でもサイクルタイムを短くするため、各メーカーはローダーの移動速度やワーク着脱時間の短縮にシノギを削っています。
図2.センターワーク向きでない理由
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≫平行2軸NC旋盤②
僕が知らないだけで、世界のどこかを『センターワークに対応した平行2軸NC旋盤』が存在するかもしれません。
返信削除仮に、もしも実際にそんな加工機が実在するのであれば、ローダーによるワークの着脱時(Z軸方向へのアプローチ)は主軸が前進するようになっている(いるべき)のだろうなと思ったりします。