2020年5月18日月曜日

CAPTO(キャプト)

▷関連:JIS B 6066-1、ISO 26623-1


1990年にサンドビックコロマントが開発し、ISOに採用されることで世界標準となったインターフェース。
一般的にCAPTO(キャプト:商標名)と呼ばれますが、JISにおいては「ポリゴンテーパーシャンク」が正式名称となっています。

CAPTOのメリット

  • 広範なモジュラーシステムによる柔軟性
  • 高い基本剛性と精度
  • 工具在庫の最少化
  • 段取り時間の短縮

特長

  • トルク伝達率が高い
  • 曲げ強度が高い
  • クイックチェンジおよび自動工具交換
  • 低圧においても加工安定性を確保する先進ノズルテクノロジー
  • 工具を貫通して機械から刃先へとクーラントを送る高圧内部給油
  • バランス調整と同心性
  • セルフセンタリング
参考:クイックチェンジソリューション
※必要に応じて、先端部のみ付け替えて使用します。



CAPTOツールは手早く工具の交換ができるため、複合加工機[ATCあり]ばかりでなく、ターニングセンタ(ミーリング加工のできるタレット旋盤[ATCなし])にも専用の特殊ホルダを取り付けて使用されることが増えてきました。
CAPTOは商標名ですがBIG CAPTOやALPS CAPTOのように許諾を受けて商品名に使用している国内メーカーもあります。(個人的にはポリゴンテーパーシャンクなんて長ったらしい呼び名より、親しみが持てるので、いい戦略だと思っています。)

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