2020年3月2日月曜日

超硬ボーリングバー

▷関連:内径バイト

内径加工で深い穴を加工したいときにバイトシャンクの径(D)に対してシャンクの長さ(L)が大であるものを選択しなければならないときがあります。

シャンクの径Dに対するシャンクの長さをL/D(エルバイディー)と呼びます。
L/Dが大になるほど『ビビり』が発生しやすくなり、通常の切削条件での加工を行うことが困難となります。

目安として、L/Dが4を超えると製品の加工精度や品位の確保が困難となったり、加工チップの欠損を起こす場合があるため、超硬合金で作られた超硬ボーリングバーの選択を検討します。

※各社メーカーのカタログ値として、超硬ボーリングバーは一般的に『L/D<7』の範囲にて使用することになっています。

※1、2工程で半分ずつの加工を行う「ツナギ加工」が許される場合は、そうすることで、L/Dを小さくすることができます。


2019年6月16日日曜日

刃物台

▷関連:旋盤タレット

刃物台とは…

  • 刃物台には工具(バイト)を取り付けます。
  • 最低 X軸とZ軸の2軸以上の駆動軸を持っています。


連続加工、断続加工

▷関連:周速V

旋盤で四角や六角形状の素材を加工する場合、刃具は断続的に衝撃を受けるので丸いものを加工する場合よりも寿命が短くなります。
このような断続的な加工を断続加工といいます。一方で、(通常の)連続的な加工を連続加工といいます。


四角や六角材の加工以外の場合でも、断続的な加工は断続加工と呼びます。

断続加工では、寿命の低下以外にワークがチャックから飛び出す恐れもあるため、一般的に同じ材質の材料でも断続加工の場合は連続加工の場合よりも周速(切削速度)を遅くして加工します

◇強断続(加工)・汎用断続(加工)

三菱マテリアルのカタログを見ると、強断続や汎用断続という言葉がありますが、これは切込み:t(mm)の深さによる区別と考えるとよさそうです。

[参考]
  • 断続加工は、外径加工と端面加工の両方で発生しますが、端面加工の場合は加工径が小さくなるにつれて衝撃回数が増えていくため切込み量が同じであれば、端面加工の断続切削は外径加工の断続切削よりも加工条件は厳しいと言えます。
端面が断続切削になる形状の例
  • 左はスクロールコンプレッサー等、右は外径と端面の両方で断続加工が発生しうる形状)