2019年6月16日日曜日

連続加工、断続加工

▷関連:周速V

旋盤で四角や六角形状の素材を加工する場合、刃具は断続的に衝撃を受けるので丸いものを加工する場合よりも寿命が短くなります。
このような断続的な加工を断続加工といいます。一方で、(通常の)連続的な加工を連続加工といいます。


四角や六角材の加工以外の場合でも、断続的な加工は断続加工と呼びます。

断続加工では、寿命の低下以外にワークがチャックから飛び出す恐れもあるため、一般的に同じ材質の材料でも断続加工の場合は連続加工の場合よりも周速(切削速度)を遅くして加工します

◇強断続(加工)・汎用断続(加工)

三菱マテリアルのカタログを見ると、強断続や汎用断続という言葉がありますが、これは切込み:t(mm)の深さによる区別と考えるとよさそうです。

[参考]
  • 断続加工は、外径加工と端面加工の両方で発生しますが、端面加工の場合は加工径が小さくなるにつれて衝撃回数が増えていくため切込み量が同じであれば、端面加工の断続切削は外径加工の断続切削よりも加工条件は厳しいと言えます。
端面が断続切削になる形状の例
  • 左はスクロールコンプレッサー等、右は外径と端面の両方で断続加工が発生しうる形状)



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