2020年3月2日月曜日

超硬ボーリングバー

▷関連:内径バイト

内径加工で深い穴を加工したいときにバイトシャンクの径(D)に対してシャンクの長さ(L)が大であるものを選択しなければならないときがあります。

シャンクの径Dに対するシャンクの長さをL/D(エルバイディー)と呼びます。
L/Dが大になるほど『ビビり』が発生しやすくなり、通常の切削条件での加工を行うことが困難となります。

目安として、L/Dが4を超えると製品の加工精度や品位の確保が困難となったり、加工チップの欠損を起こす場合があるため、超硬合金で作られた超硬ボーリングバーの選択を検討します。

※各社メーカーのカタログ値として、超硬ボーリングバーは一般的に『L/D<7』の範囲にて使用することになっています。

※1、2工程で半分ずつの加工を行う「ツナギ加工」が許される場合は、そうすることで、L/Dを小さくすることができます。


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