▷関連:JIS B 0172:1993/JIS B 4211
フライス工具は、Fräse(独:フライス盤)と関連のある言葉で、ミーリング工具(Milling tools[英]:フライス加工)ともいいます。
※[蛇足ですがGoogle翻訳によれば「フライス工具」をドイツ語に翻訳するとFräswerkzeuge(フレツウェグツァイガ)だそうです。]
フライスに関する公式な言葉の「定義」についてはJIS B 0172:1993に譲りますが、世間?ではそれほど厳密にJISに準拠してる印象もなく、何が言いたいのかわかりにくい部分もありますので、ごく簡単に整理してみます。
フライス工具は、Fräse(独:フライス盤)と関連のある言葉で、ミーリング工具(Milling tools[英]:フライス加工)ともいいます。
※[蛇足ですがGoogle翻訳によれば「フライス工具」をドイツ語に翻訳するとFräswerkzeuge(フレツウェグツァイガ)だそうです。]
フライスに関する公式な言葉の「定義」についてはJIS B 0172:1993に譲りますが、世間?ではそれほど厳密にJISに準拠してる印象もなく、何が言いたいのかわかりにくい部分もありますので、ごく簡単に整理してみます。
[分類]
2.2.スロアウェー工具編
1.むく、植刃、ロウ付け
- ソリッド工具…工具のボディ(本体)がハイスまたは超硬であり、工具回転軸の外周や軸端面に刃がつけられているもの。刃が摩耗した場合、再研を行う。硬い素材を加工する場合、コーティングされた工具を使用します。
- スロアウェイ工具…カッターボディに決められたサイズの超硬チップ(刃)を取り付けて使用する。刃(超硬チップ)が摩耗、欠損した場合、チップを交換する。(工具補正の管理が比較的容易です。海外では「インデキサブルツール」と呼ぶので日本でもそう呼ぼう!という動きも一部でありますが、グーグル検索のHit数を見る限り、圧倒的にスロアウェイの方が通りの良い呼び方のようです。残念★)
- ロウ付け工具…ハイスの母材に超硬の刃などをロウ付けしたもの。
2.1.1.エンドミル(参考:JIS B 4211)
2.1.1.1.刃長の長さで区別
2.1.1.2.刃先の形状で区別
- スタブ…刃長が最も短く、主に溝加工のために使用。
- ショート(S)…刃長が短く、溝加工と側面加工に使用。
- レギュラー(R)…ザグリ穴加工、溝加工、側面加工に使用。
- ミディアム(M)…ザグリ穴加工、側面加工に使用。
- ロング(L)…刃長が長く、側面加工に使用
- エキストラロング(E)…ロングより長い工具。仕上げまたは径切削に使用。
長さによる区別はありますが、L/Dによる具体的分類な分類はJISで行われていません。(呼び方が同じでも工具メーカによって工具の印象が違う場合があります。)
「スタブ」はJISに見当たりません。JISの意図からすれば、ショート≒スタブであると考えられます。(もっと言うとRとMはかなり微妙です。)
(注)各長さごとの用途は個人的なイメージです。
2.1.1.2.刃先の形状で区別
- スクエアエンドミル…底刃がフラットになっているもの。※ザグリ用に特化されたものは側面加工不可なので注意。
- ラフィングエンドミル…底刃はフラット(スクエアエンドミルと同じ)ですが、側面刃に凸凹がつけられています。深い切り込みが可能となります、
- ボールエンドミル…主に倣い加工のために使用。深い切り込みはできない。高速加工で使用。
- テーパーエンドミル…先細形状になっているエンドミル。先端が球面になっているテーパーボールエンドミルもある。
- ラジアス(コーナーR)エンドミル…底刃の角がR形状になっているもの。隅R形状が必要な箇所の加工で使用する。※微小高速加工の場合は上記3のテーパーボールエンドミルの方が多用される。
- 2枚刃…標準的な工具。
- 4枚刃…1刃あたりの送り速度(fz:mm/刃)が同じであれば毎分送り(mm/min)を高められる。上面加工や溝加工には有利である。ただし、2枚刃に比べて刃の枚数が多いために刃と刃の隙間が狭くなりザグリ加工では切粉の排出が問題となって使用すべきでないとされています。
- 3枚刃…2枚刃と4枚刃のいいところ取りをした工具。「不等リード」の形状にして振動の防止を狙った製品が各社工具メーカーから提供されています。
2.1.2.~
- Tスロカッター、サイドカッター等 その他ソリッドの工具については、別の記事にてアップします。
2.2.スロアウェー工具編
- また別の記事にてアップします。
0 件のコメント:
コメントを投稿