2020年7月17日金曜日

隣接工具干渉について

1つの刃物台に複数の工具を取り付けることのできるタレット旋盤の場合、加工中の工具の近く(特に隣の取り付け位置)に取り付けられた工具がチャックや加工物(ワーク)と干渉しないか注意することが必要です。

次のような時には特に注意が必要です。
  • メーカーが推奨するサイズを大きく超えたチャックの取り付けをしたり そのように大きなワークを加工する場合。
  • 主軸中心(X=0)付近の加工を行う場合。
  • 深い穴加工を行うために長くZ軸方向に突き出したボーリングバーやドリル工具の隣にチャックの端面近くまで外径加工を行う場合。

隣接工具干渉の回避しやすいツーリング
  • 外径バイトと内径バイトは交互に取り付ける
  • 穴ぐり用の工具を隣り合わせに取り付ける場合は、突き出し長さが同等(加工する穴の深さが同等)なもの同士にする。
  • 総形工具(そうがた・工具)を作成し、使用する工具本数を減らす(隣接工具が干渉する取り付け位置は空きにしておく)

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