2019年5月25日土曜日

被削性指数

▷関連:被削性/AISI

被削性指数(ひさくせいしすう)とは、工具寿命切削速度に着目した被削性(材料の削り易さ)の指標です。(単位はありません。)


(算出式※クリックして拡大)



上記式内に記述された硫黄快削鋼(AISI-B1112)の被削性指数を100として、0~100で表されます。この指標が高い材料ほど、(20分以内であれば、)切削速度を速くできる(高速加工ができる)といえます。(あくまでも理論上の話です。)

参考:被削性指数一覧(PDF)~三菱マテリアルのサイトより


AISI (American Iron and Steel Institute)・・・直訳すると、アメリカの鉄と鋼の協会。「米国鉄鋼協会」と訳されることが多い。

硫黄快削鋼(いおうかいさくこう)・・・その名の通りサクサク削れる材質です。硬くもなく、粘くもなく、切粉処理も良好。強度等を必要としてない試作モデルを作るのに使えるかも?(テキトー)。日本のJIS規格ではJIS-G4804(2008)に定められていて、JIS規格では低炭素の「SUM材」であるSUM21がこれに当たると言えます。
※SFC3F、SUM1Bなどは被削性指数が100を超えますw。

0 件のコメント:

コメントを投稿