2019年4月15日月曜日

面粗度

表面の滑らかさ(凹凸の具合)を示します。
軸と穴のようにはめ合わされる箇所や互いに接し合う取り付け面など、必要な箇所について図面内に指示がされます。
以下に「代表的な面粗度」である3つを示します。

Ra(μm):中心線平均粗さ

一般的に使用される指標です。凹凸の最大高さ(Rz)の「1/4倍」です。
※「中心線平均粗さ」は最大高さの中心で凹の谷を上側に折り返し、さらにその平均であると定義されています。そのため、Raは最大高さ(Rz)の1/4倍になります。

Rz(μm):最大高さ

凹凸の最大高さ一般的に使用されるRaの「4倍」です。時代によってRy、Rmaxなどと呼ばれていました。(JIS B 0601:2001以前のRz(十点平均粗さ)はRzjisに変わりました。Rzjisとの混同にご注意ください。

Rzjis(μm):十点平均粗さ

面粗度を測定した範囲(長さ)の中で「凸の高かった上位5箇所」の平均と、「凹の深かった上位5箇所」の平均の『高さの差』を示します。※凸と凹合わせて十点を使用して面粗度を表すので十点平均粗さと言います。(JIS B 0601:2001以前のRz(十点平均粗さ)はRzjisに変わりました。Rzとの混同にご注意ください。

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